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「365日の献立日記」で耳テロ。#03(2019年秋期)

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この記事は
「365日の献立日記」で耳テロ。#02(2019年夏期)
の続きになります。

365日の献立日記

▶NHK「365日の献立日記」
https://www.nhk.jp/p/ts/DGZMN8GNRZ/

「365日の献立日記」は、昭和の女優・沢村貞子さんが26年半毎日書き続けた「献立日記」を参考に、フードスタイリストの飯島奈美さんが再現する5分番組。ナレーションは鈴木保奈美さん。
お勝手(敢えて台所やキッチンとは言わない)の様子や使う調理器具も昭和初期を感じさせ、懐かしくてほっこりする・・・

んですが、BGMの選曲が自分好みで毎回音楽が気になってしまい、
ええい、いっそ全部の曲を調べてしまえ!
と、リストにしている最中なのです。


おことわり

放送リスト

私がこの番組を視聴し始めたのが2021年4月からです。
残念ながらエピソードには番号が無く、一度放送されたものも新作の間にフツーに(順不同で)入ってくるので最初は混乱しました。
そのためWikipediaに記載している「放送リスト」を参考にさせていただいてます。

▶ウィキペディア「365日の献立日記」放送リスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/365%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%8C%AE%E7%AB%8B%E6%97%A5%E8%A8%98#%E6%94%BE%E9%80%81%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88

未試聴分

視聴を開始から現在(2024年7月)までで、まだ再放送されていないと思われるエピソードが数点あります。
あるいは放送時間が急に変更になり録画出来なかったのかも知れません。(NHKあるある)
未試聴分は割愛させていただきます。

曲名、アーティスト名

曲名やアーティスト名の確認は「Shazam」を利用しています。
可能な限り調性(キー)や声を聴き比べておりますが、バージョン違いなどがあるかもしれません。

▶Shazam
https://www.shazam.com/ja/home

「365日の献立日記」に出てくる音楽、あまり詳しくないジャンルの曲が多いです。
間違いもあると思いますので、その点は見逃してやってください。
あるいはこっそり教えていただけるとヨロコビます。

以上の点、ご了承の上、楽しんでいただけるとうれしいです。

さあ、お待たせしました。
今回は2019年秋期で使われた楽曲をご紹介します。


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2019年秋期

〔Ep.13〕2019年9月17日「カレーライス」

Hey, Jude - Double Zero Orchestra:歌詞、ミュージック ビデオ、コンサート
Double Zero Orchestraの「Hey, Jude」を聴こう。歌詞やミュージックビデオを見たり、Double Zero Orchestraのツアー日程を検索したり、コンサートチケットを購入したりなどが可能です!

Hey, Jude – Double Zero Orchestra
※YouTubeでは見つけられなかったのでShazamです。埋め込みうまくいってなかったら、ごめんなさい!

ボサノヴァアレンジって好きなんですけど、これ良いですね。
小野リサみたいな柔らかい声が合ってる。癒される~。
まだ暑さの残る9月にカレーとボサノヴァ。
過ぎる夏を惜しみます。

ちなみに、度々登場する貞子さんの「デレンコ日」のエピソードはこれが初回じゃないかな。
ただ単に「家事をサボる」「だらだらする」ってだけじゃなくて、
「きちんと時間を作って、自分を見つめ直す時間も必要」
ってことを言ってるのかなと思っています。
あ、貞子さんの著書は読んでないので想像です。悪しからず。

ところで・・・
「でれんこ」って方言だと思ってたんだけど、若いコとかって伝わるの?

〔Ep.14〕2019年9月24日「栗(くり)赤飯」

Ed Sheeran – Autumn Leaves (+ Deluxe Album Version)

前回(設定では前日)はカレーとボサノヴァだったのに、今日は栗と「Autumn Leaves」。
一気に季節が進んだ感じですね。(笑)
煮物、茄子のしぎ焼き、味噌汁と素朴で秋らしいメニューに、静かなギターのアルペジオが似合います。

さて、この曲とは違いますが、Jazzのスタンダード「Autumn Leaves」。
日本でも「枯葉」として知られていますね。
もともとの曲はフランス生まれでバレエの伴奏曲。映画の劇中歌にも使われたけどヒットせず、その後、人気のシャンソン歌手が歌ったことでシャンソンとして広まったそうです。(かなり大雑把なので気になる人はちゃんと調べてね。)
更に、アメリカに渡って英語歌詞になったものが発表され「Autumn Leaves」というタイトルになったらしいんだけど、「Autumn Leaves」の意味は「秋の葉」「紅葉」なので、まだ散ってないものも含まれる。
一方、フランス語の原題「Les Feuilles Mortes」は「死んだ葉」「枯れた葉」の意味で、邦題の「枯葉」は合ってるんだけど・・・
そうなると「Autumn Leaves=枯葉」という、微妙にニュアンスの違う訳になってしまう、という現象が起きます。(A=B,B=CゆえにA=Cみたいな。)

エド・シーランのこの曲は、歌詞を見ると「枯葉」でもそんなに違和感ないかなと思うんだけど、
「Autumn Leaves」って聞くと「枯葉」って訳しがちなので要注意っていつも思います。
まぁ、昔の洋楽の邦題なんて、ひどいの多いですけどね。

あ、脱線しすぎた。(笑)

〔Ep.15〕2019年10月1日「なすのはさみあげ」

The Kinks – Autumn Almanac (Official Audio)

最初メニュー見て「また、茄子かい!」って思ったんですけどね。
これが良く出来てるんです。

ナレーションで「貞子さんの秋の献立には、茄子がしばしば登場する。」と、献立日記に書かれた茄子料理たちを紹介。
貞子さんにとって茄子は「秋の風物詩」だったんでしょうね。

一方、バックに流れてるThe Kinksの「Autumn Almanac」。
「Almanac」は「暦」とか「年鑑」って意味らしく、直訳すると「秋の暦」?
で、歌詞を調べてみたら何となく分かりました。

濡れた生垣から毛虫が這い出して、
かび臭い黄色い葉が舞ったり、
夏が過ぎて陽射しが少なくなり、
リウマチが痛んだりする。
そう、それらは私の「秋の暦」です。

※様々な方の訳を見て私がイメージしたものです。実際の訳詞とは違います。

秋になったら現れるもの。
貞子さんにとっての「茄子」と「Autumn Almanac」をかけたのかなぁと。

もちろん、私が勝手にそう感じただけなので、選曲した人の意図は分かりません。
でも、もしそうだったら、そのセンスに脱帽です。素晴らしい。

しかも前回(栗赤飯)の副菜に茄子を出してるところから、「秋によく登場する」という伏線だったりして?なんてことも考えました。
それは考え過ぎか。(笑)

茄子を調理するシーンに
「Yes, yes, yes, it’s my autumn almanac」(そう、そう、秋っつったら、これ!)
が流れて、
秋が来ると、ついつい茄子料理を作っちゃう貞子さんと重なってフフッとなります。

ちなみに、私も茄子大好き。秋と言わず年中食べてますけど。

〔Ep.16〕2019年10月8日「さんまの塩焼き」

FLY ME TO THE MOON · HALIE LOREN

さんまにかぼちゃなので、すっかり秋モードな曲。
言わずと知れた名曲ですね。
エレキギターとピアノのソロが大人でかっこいい・・・
んだけど、さんまが焼ける映像に合ってるから不思議。(笑)

個人的にはJazzが私にとっての「Autumn Almanac」かなぁ。
秋が来たらやたらJazzを聴きたくなりませんか?

もちろん、茄子もさんまもかぼちゃも「My Autumn Almanac」ですけどね。
あ~、早く秋来ないかなぁ。(ちなみに現在7月。)

〔Ep.17〕2019年10月15日「たきこみごはん」

Crescent Morning · Yuta Bandoh (feat. Cwondo)

普通に洋楽ロックかと思ってたら日本の方でした。
坂東祐大さん。

・・・ん?
どっかで聞いたぞ。
そして、この豆は見覚えが・・・。

Towako’s Diary – from “大豆田とわ子と三人の元夫”

やっぱり!
「大豆田とわ子と三人の元夫」のサントラの人だ!

っていうか、「Crescent Morning」も劇中に使われてたのか。
気付かなかった。すみません!(もう1回見直そう。)
サントラCDのリリース後、アナログ版に追加されてリリースされてるそうです。

・・・ん?(再び)
なんかおかしいぞ。

「365日の献立日記」の「たきこみごはん」初回放送が2019年10月15日。
「大豆田とわ子と三人の元夫」のサントラリリースが2021年6月9日。
アナログ版が2021年11月3日。
私が「たきこみごはん」を録画したのが2021年11月14日。

「Crescent Morning」がドラマ書き下ろしなのであれば、2019年の時点では存在してないんだから、「たきこみごはん」初回放送では別の曲が使われてたってこと?
さすがに「Crescent Morning」を使い回したってのはないよなぁ・・。
何か事情があって、音楽編集し直して放送してるってことなんでしょうか。
現在販売中のDVDも2022年発売だから、きっと編集後ですよね。確かめられないのか~。
どなたか真相をご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださいね。

ところで、坂東祐大さん。
最近も何かで聞いたなぁ・・・と思ってたんです。

ってことで調べたら、これ。
そうだ、アイナちゃんだ!

アイナ・ジ・エンド × 坂東祐大 – 創造 [Official Music Video](「KITTE大阪」コラボレーションソング)

HNKでやったドラマ「17才の帝国」のサントラも好きなんですけど、なんか懐かしさと近未来感のバランスが絶妙って感じするんですよね。
あと、多国籍感?
どこの国でも合うような、どこの国にも無いような・・・。

「大豆田とわ子と三人の元夫」も、
「もしあの時こうしてたらどうだったのだろう」という一種のパラレルワールドを感じる不思議なドラマだったので、坂東祐大さんの音が合ってたのかなぁと。

つか、サントラ聴いてたら、「大豆田とわ子」また見たくなっちゃった!

〔Ep.18〕2019年10月22日「ひらめのパピヨット」

Comment te dire adieu (Remasterisé en 2016)

誰もが一度は聴いたことがある、フランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」。
パピヨットがフランス料理だからフランス語の曲なのかな。

パピヨットって、なんか勝手に蝶々に似た(それパピヨン)華やかものを想像してたんだけど、
フランス語で「紙」の意味で、料理名としては「紙包み焼き」。
番組ではアルミ箔で代用してるからパピヨット感(?)はゼロ。(笑)
でも「包み焼き」じゃなくて「パピヨット」って聞くとすごくフランス料理っぽい。
うん「パピヨット」使おう。アルミ箔でも使ってしまおう。

ところで、フランソワーズ・アルディさん、先月亡くなられてたんですね。
知らなかったです。

Françoise Hardy – Comment Te Dire Adieu [1969] ReWorked

カラーできれいな映像があったので拝借。
これは25歳ぐらい?
大人っぽくて美人さんなんだけど、アンニュイな感じが少女の不安定さも持ってるような印象。

あと日本でヒットしたのはこの曲。

Ma jeunesse fout le camp (Remasterisé en 2016)

1979年、TBSのドラマ「沿線地図」で使用されたそうです。
このドラマ見たことないんですけど、確かに当時のTBSドラマ、山田太一作品にピッタリ。
フランス語って暗めの曲、合いますよね。発音なのかなぁ。

昨年、山田太一さんも永眠されましたね。
フランソワーズ・アルディさん、山田太一さんのご冥福をお祈りします。
お二人の作品は後世に語り継がれることでしょう。

今回はここまで。
#04(2019年~2020年冬期)へ続きます。


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