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関ジャム「2020年マイベスト10」レビュー〔蔦谷好位置 編〕

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真打登場!蔦谷好位置篇

さて、気になる曲を好き勝手にピックアップしてきた「関ジャム2020マイベスト10」も3回目。
最後は〔蔦谷好位置 篇〕と感想諸々になります。

▶前記事
関ジャム2020年マイベスト10〔川谷絵音 篇〕
関ジャム2020年マイベスト10〔いしわたり淳治 篇〕

今回のランキングはいつになくメッセージを感じたので、最後でちょっとブツブツ言ってます。
よかった読んでくださいませ。

では、早速ランキングへ。


ランキング全曲

関ジャム 2020年マイベスト10 ランキング

テレビ朝日「EIGHT-JAM」(関ジャム完全燃SHOW)

はい、スクショ画像です。すみません。
スマホから実機チェックしたら動画っぽく見えて、我ながら紛らわしかった。
わざとじゃないんです。ごめんなさい。


蔦谷好位置ベスト10(抜粋)

第8位 Omoinotake「One Day」

Omoinotake / One Day -Lyric Video-

流れた瞬間に「あ、かっこいい。」。
そしたら大倉君も同じこと言ってて、思わず「だよね?」と話しかけちゃいましたよ。
歌い出しからワクワクさせられました。

メロディが良いし、歌詞の乗せ方もかっこいいし、
このまま行くのかと思ったら、リズムがガラッと変わっていきなり連れて行かれる。
歌詞も前(未来)を向いて走ってるので、疾走感が半端ない。

若者らしくちょっとクラウディな感じもありつつ、ポジティブなメッセージ。
でもオサレ。
バランスなのかなぁ。
最後まで、かっこいい。

第7位 never young beach「やさしいままで」

never young beach – やさしいままで (audio)

聴いた瞬間、「あ、細野さん(細野晴臣)。」って思ったら、解説で名前が出て来て、あ、やっぱりという感じ。
何気ない日常を、素朴に、でも大事に描く。
そういうタッチが似てるのかな。

音やアレンジが複雑になっても、何年かに1度、こういう昔のフォークみたいな「ほっこり素朴系」がフューチャーされる年が回ってくる気がします。
流行り廃りが巡ってそうなるのか、戦争や災害でそういう動きになるのか。
奇抜で新しい音楽が生まれたように見えて、意外と同じことを繰り返してるのかも。そんなことを考えました。
芸術でも何でも。

never young beach

おまけで、どうでもいい話。
never young beachって、今回初めてちゃんと曲をチェックしたんですけど。(毎度のことですが失礼な発言でごめんなさい。)
なんかどこかでこのアーティスト名を見かけたような気がするんだけど、何だっけ?とずーっと考えていたんです。
音楽番組みたいなのじゃなくて、何かでふっと見かけたというか。
先日「A Studio+」見てて「あああっ!」と気が付きました。
そうそう、高橋一生さんの弟さんだった。(誰と誰が夫婦とか親子とか、そういうのすぐ忘れちゃう。)
関ジャム見て数日後とかだったので、すっごいタイムリーでテレビに向かって一人オタケビしてました。(笑)
改めて聴くと声が似てる気がするんですよね。私だけかな。
個人的にスッキリしたという話でした。すんません。(でもババアのシナプス大事!)

第6位 Lucky Kilimanjaro「とろける」

Lucky Kilimanjaro「とろける」TV O.A.ver.

パーカッションのイントロが流れた瞬間、スタジオでも「かっこいい」の嵐だったこの曲。
いや、本当にエロい。
蔦谷氏も歌詞に触れてましたが、セクシーなことを描いてるにも関わらず、ギトギトネトネト感が無く、
かなりスイートな表現だけど、くどくない。
サウンドとのバランスなのかなぁ。匙加減が絶妙。

で、他はどんな曲なのかなぁと調べてみたら・・・

Lucky Kilimanjaro「FRESH」

Lucky Kilimanjaro「FRESH」Official Music Video

いや、タイトルそのまま。爽やか。

裏メロ好きなんですけど、これは秀逸。
何度も聴きたくなる。というかメインより耳に残る。
シンセの使い方、好きだなぁ。

全体的にメッセージのある歌詞が多い印象だけど、どれも押しつけがましい感じが無く、
「やっちゃえ」じゃなく「やっちゃおうよ」って言ってくれる距離感が良い。

あと、あまり込み入ったPVが好きではないので(前記事でも触れました。)、
個人的にPVの好感度が高いです。(笑)

ちなみに、前述の「とろける」の映像は期間限定の公開だそうです!今のうちですぜ、旦那!

第3位 (sic)boy,KM「Heaven’s Drive feat.vividboooy」

(sic)boy,KM – Heaven’s Drive feat.vividboooy

ラップだからかもしれないけど、同じモチーフの変形なのかなぁと感じられるメロディが繰り返し。
サビ、Aメロ、A’メロ、Bメロ、サビ・・・?わー、違うかも、ごめんなさい。(アナリーゼ苦手。)
とにかく、それでも繰り返してる感がない。どのパートも飽きない。
メロディの気持ちよさ、ギターのカッコよさ、心地よい声質、すごくバランス良く仕上がってる。
蔦谷氏の「ラップとも歌とも取れるような不思議なスタイル」というのが、スッと入ってくる理由なんでしょうか。

もっとロック感のある曲はこちら。

(sic)boy,KM「(sic)’s sense」

(sic)boy,KM – 「(sic)’s sense」 Live Video

ギター、カッチョイイっすね~。
「Heaven’s Drive feat.vividboooy」もそうなんですけど、
「ラップにしてはギターがかっこいい」(ちょっと語弊があるな)んですよね。
やっぱりKMさんの引き出しの多さが大きいんでしょうか。

音楽がいろいろ研究され、出し尽くされたと言われてるけれど、
まだまだオリジナリティがある曲は生まれてるし、新しくてワクワクさせてくれる才能も尽きない。
せっかく情報過多な現代に生きてるんだから「聴き尽くしてやる」と思えば楽しみで仕方ないですよね。

第1位 ROTH BART BARON「極彩」

ROTH BART BARON – 極彩 | I G L (S) (Official Video)

ひたすら繰り返されるモチーフには、災害など人類の苦しみに耐える様子が映し出され、
やっと現れたサビは明るい声色で、祈りや希望が陽の光に照らされたように感じられる。
でも、それは一瞬で、すぐにまた低い音が延々とモチーフを繰り返す・・・。

曲の構成はシンプルで、歌詞も繰り返しのみ。
オチのようなものがなく、救いがないようにも感じられるんですが、
単調であるからこそ、人の忍耐力や強さを讃えてるようにも感じました。
この曲はこれでいいんだろうな、と。

コロナはいつか終わりが来るんだろうけど、人に降りかかる苦しみは途絶えないんですよね。
人が人である限り。
それが終わりのない「繰り返し」に込められてるんでしょうか。

今回の蔦谷好位置氏のランキングは、全体的に「日常」とか「Peace」「World」を感じる曲が多いなぁと思いながら聴いていたら・・・1位の解説で納得。

この曲を1位に選んだということは、もしかしたらチャレンジだったり、リスキーだったりするのかもしれないけど、「敢えての1位」に、とても強い思いを感じました。

ご本人も言われてる通り、ランキングには知ってるアーティストが少ない印象だったけど、
「この音楽を聴いてほしい」だからこそのこの選曲だったんでしょうね。

蔦谷さん、いつも「この曲いいでしょ?」ってニコニコしてるイメージだったけど、今回はいつになく熱く語ってましたね。
お三方共にアツかったんですが、蔦谷さんは特別なものを感じました。

あと、やはり蔦谷氏の解説は分かり易い。
「Just The Two Of Us進行」や「ファミレド」など覚えやすいワードを作ったり、コード進行に詳しくない視聴者でも分かるように編集されてるのも有難い。
ちゃんと「学び」になってる。
ま、他のアーティストや作曲家、アレンジャーから「バラすなよ・・・。」と思われてるかもしれないけど。(笑)

以上、蔦谷好位置氏のランキングでした。


改善してほしい点

さて・・・
どうしても言いたいことがあります。

「関ジャム」が好きだからこその苦言。
「音楽素人枠」で出てる芸人さんについてです。

「一般の人にも分かり易く」ってことで代表として出てるんだろうし、時には良いアシストや雰囲気作りをすることもあります。

でも・・・
ザキヤマ氏(アンタッチャブル山崎)のガヤ(賑やかし)だけは邪魔で仕方がない。

相槌はまだいい。
トークの終わりかけとか、次の展開に行く時に面白いことを言うのもいい。

ただ・・・まだ音楽が流れてる時解説で指摘したポイントが終わってないのに「ああ~(それね)」とか被ってきて、肝心のところが聞こえない。「いや、そこじゃないし。」って感じたのが何回も。

故意なのか分からないけど、まだ解説中なのに被せるようにズレた質問をして「いや(そうじゃなくて)」と説明させていたシーンもありました。
反して、コード進行とか難しい説明が続くと理解出来ていないから突っ込めないのかピタッと静か。
台本があるせよ、本人のアドリブにせよ、番組として、あれはちょっとひどい。

ザキヤマ氏が音楽に興味が無いのだけはすっごく伝わりました。

あと、私は関ジャニの熱狂的なファンじゃないけど、エイターさん達だって、もう少しメンバーの発言や感想を聞きたいのでは?
今回のO.A.は、ほとんどザキヤマ氏が喋ってたんじゃないのって感じで、悪目立ちしていたように思えました。

個人的には、サバンナ高橋やロバート秋山のほうが知ったかぶりをしない分、好感が持てるし、質問内容や感想も素直で「素人代表」に合ってる気がします。

ちなみに、お笑いは大好きだし、ザキヤマ氏は嫌いではないです。
芸風や個性が、この番組またはこのコーナーにマッチしてないと感じたのです。
ザキヤマ氏にとってもマイナスに思えるし、敢えてこの番組に「うざキャラ」を入れなくてもよいのでは?

っていうか・・・
そもそも音楽番組に「ガヤ」を入れる必要ってあるの~?

せめて、マイベストみたいな、いつもより深く音楽を掘り下げたり、注目を集めるコーナーの時だけは、ゲストの芸人さん選びを考えてほしいなぁと思いました。

以上、お小言終わり。


感想まとめ

2週に渡ってのO.A.だったので編集に余裕があったからなのか、
コロナ禍でいつも以上に厳しい音楽業界を盛り上げていくという強い意志の表れなのか、
あちこちからプレッシャーかけられて大変なのか、は分かりませんが、

単純に「ランキングでトレンドを知ろう」とか「新しい音楽との出会い」だけではなく、
音楽の存在意義とか、これからの音楽業界とか、
いろいろなものを考えさせられる内容だったと思います。

回を重ねるごとに、業界の注目度が上がってる、らしいこのコーナー。
個人的には好きで楽しみなんだけど、今回ちょっと「身近な関係者」が多いように感じたのが気になるところ。
3人の仕事を考えたら誰もが間接的な知り合いになってしまうんだろうけど、(音楽業界も狭いです)
ちょいちょい「お互いの作品に関係してたりするのかな~?」が見え隠れ。

改善点ってほどじゃないけど、
本当に忖度的無しのランキングなら「お友達感」は出ないほうが良かったようにも感じました。

とはいえ・・・
3人共違う視点から選曲していることや、それぞれのポイントが分かり易くてバランスも良く、今回は良いランキングだったなぁというのが総合的な感想。
蔦谷さんといしわたりさんは来年もやる気満々みたいなんで(笑)、これからもう楽しみです。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。


参考


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