音初め
今年最初の記事も音楽です。
と言っても、また「ライブ行って来ました!(結構前ですけどっ!)」パターンなんですが。
「寺尾聰 2016 AKIRA TERAO The Precious Live Tokyo」
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=10226&shop=1
※2021.03.16 暗号化されていないページのため、リンクを解除しました。
最近お気に入りのBillboad Live東京。
公演数が少ない(東京と大阪で各1日2stのみ)ということで、とにかくチケットが取れない!
会員前売りが開始して(平日昼間)数分で完売だったので、おかしいなと思っていたら、どうやら関係者や芸能人などの招待が多かった様子。
しつこくキャンセル待ちをして、カジュアルエリアを1枚取ることが出来ました。
WOWOWの収録もあったので仕方ないかも知れませんが・・・もう少し一般客も入れて欲しかったかな。
実は開演ギリギリになってしまい、ドリンクを受け取って席に行こうとしたら止められまして。
「早く~っ!」と思っていたら・・・
寺尾聰さんご本人の入場を目の前で目撃!
こういうハコはアーティストを近く感じられるのが良いですよね。
ライブ最高でした。
相変わらずかっこいい。
セットリストは大ヒットしたアルバム「Reflections」が中心。
個人的には、その後に出した「Re-Cool Reflections」のアレンジよりオリジナルのほうが好きなのですが、今回はオリジナルに近かったような・・・。すみません、記憶に自信ありません。
2ステージ目のせいかお酒も進んでて、トークも楽しそうでした。
ネタバレになるので、このへんで。
めぐりあわせ
さて、ここから、ちょっと余談。
「寺尾聰の音楽」との出会いや、今回どうしても行きたかった理由、不思議なめぐりあわせのことなど。
幼稚園の頃からエレクトーンを弾いていたため、ジャズやフュージョン、クラシックなどに興味を持つのが他の子より早かったかも知れません。
普通にマッチとかも好きでしたけど、音楽の傾向としては、高中正義、シャカタク、カシオペア。
とはいえ、「ルビーの指輪」がヒットした頃は小学生で、興味は覚えても本当には理解出来ない年頃。
兄がアルバム「Reflections」のLP盤を買って聴いていたことが、寺尾聰の音楽に触れ(続け)るきっかけとなりました。
とにかく、かっこよかった。
特に「二季物語」の展開は小説を読んでいるようにわくわくしたし、他の曲も映画のワンシーンが浮かんで来るようでした。
曲もそうですが、歌詞、アレンジ、世界観・・・アルバム全体がお気に入り。
あまりに聴き過ぎて「HABANA EXPRESS」なんかは(LPが聴けなくなっても)イントロのパーカッションから記憶していました。
昔の由緒正しい?「アルバムの聴き方」ですよね。今でも興味あるアーティストはアルバム単位でDL購入するようにしています。
で、この後、エレクトーンの影響もあっていろいろな音楽に興味を持ち、再び寺尾聰にハマるまで少し時間が過ぎるのですが・・・
何年か前、PARACHUTE(パラシュート)というフュージョンバンドを知りました。
スタジオミュージシャンのオールスターチームみたいなメンバーで、ずっとライブで聴きたいと思ってました。
その後、チケットが取れたんですが、事情により断念。(奇しくもBillboad Live東京でのライブでした。)
それから一年もしないうちに、メンバーである松原正樹氏の訃報を知りました。
ああ、初期メンバーの音は聴けなくなったんだなぁ。ちょっと無理してでも行くべきだったか、と。
そんな中、ネットで寺尾聰「Reflections」の中古品を見つけ、ふと購入してしまうんですが・・・
なんとなくライナーノーツを見て、びっくり。
演奏メンバーのところに、Akira Inoue、Masaki Matsubara・・・井上鑑、松原正樹、今剛、林立夫、斎藤ノヴって、え、PARACHUTEのメンバー?
そうなんです。
PARACHUTEの音は、子供の頃、寺尾聰のアルバムで既に聴いていたんですね。好きなはずだ。(笑)
知らずに、大人になってから好きな音を再確認したような感じで、なんだ、随分遠回りしたんだなって笑ってしまいました。
ライナーノーツって子供の頃は見ないし、英語表記だから全然気づかず。
これも(中古品ですが)CD盤を購入したから分かったことなんですよね。iTunesだったらずっと気づかずに終わったかも。
で、もうひとつの偶然。
その中古「Reflections」と同時期に買ったのが、泰葉のベスト。
彼女の言動はちょっと理解が難しいかも知れませんが、個人的には良い曲を書いていたと思っていて、ちゃんと聴きたいと思っていたんです。
こちらも当時は中学生ぐらいだったんですが、録音も譜面もないのに歌詞やイントロまで覚えていて、
聴きながら「わー、結構覚えてる。懐かしいな~。」とライナーノーツを見てみたら・・・いるんです、ここにも。
「編曲:井上鑑」。
ま、ただ単に井上鑑氏が売れっ子アレンジャーだったということなんだとは思いますが、
寺尾聰、PARACHUTE、松原正樹さんの訃報、泰葉・・・
その頃たまたま聴いた音楽や起きた出来事が、ふっとひとつにつながったような感覚。
ちょっと符合めいたものを感じていたんです。
そうなると「やっぱりPARACHUTE×Billboad Live東京は聴いておきたかったなぁ・・・。」と思っていたところへ、今回の寺尾聰のライブ。
そして、ギターは今剛氏。
PARACHUTEの曲が聴けるわけではありませんが、
「Reflections」の曲が中心ってのもあって、「もうこれは死んでもいかなければ!」と数か月前から準備し必死でチケット取った訳です。
ここまでの流れから絶対取れると言い聞かせてましたが、予約出来たの一週間前ですからね。
取れた時は雄叫びでした。(笑)
ライブの最後、寺尾さん、演奏メンバーとハグしてたんですが、今剛氏との時、松原さんのことを偲んでいたのだろうかと、一人で勝手にしんみりしていました。
多分、彼も一緒に居たんでしょうね。
そんな訳で、今回のライブは、いろいろと自分にとって忘れられないライブとなったのでした。
参加出来て、本当によかったです。
長文しかも超個人的な内容を読んで頂き、ありがとうございました。
(一部、敬称省略させて頂きました。すみません。)
WOWOWでOA
そうそう。
最初に触れましたが、ライブの様子がWOWOWで放送されたそうです。私は知人に撮ってもらってるんですが、まだ見れてません。
http://www.billboard-japan.com/sp/d_news/detail/43744/
※2021.03.24 暗号化されていないページのため、リンクを解除しました。
そして、知らないうちに再放送が決定していました。2017年2月2日(木)21:00。
WOWOWライブが視聴出来る方は是非!
http://www.wowow.co.jp/music/terao/
※2021.03.24 ページが削除されたようなのでリンクを削除しました。
カウンター席について
ところで・・・
本当の余談です。
今回初めてBillboad Live東京のカジュアルエリア(カウンター)に座ったんですが、ほんとつらかった!
遅れた自分が悪いんですけど、両サイド男性で圧迫感あるし、既にがっつり臨戦態勢。
自分150cmないのでスツールに座れず悪戦苦闘したり、コートやマフラーを落として(預けるの忘れた)モソモソやってひんしゅくを買いました。一応、静かな時は控えたんですけどね。
軽食が届いておしぼり袋をそーっとピリリ・・・と開けたところで、隣の男性にキッ!って振り返られました。
うん、ごめんなさい。でも、一応食事をしながら音楽を楽しむところなので、少しの音は許してくれないかなぁ。クラシックでもないし。
ちなみにこの男性、ドリンクも飲まず、最後まで同じ姿勢でじーっとガン見。微動だにしませんでした。拍手もほとんどしてない。寺尾サマ、神的存在?
アンコールあたりではステージ前のフロアで踊り出す人がいて「ああ、あそこに混ざりたい~。」と羨ましい気持ちで見てました。
ライブは楽しかったけど、ちょっと疲れた。スツールに座れず2時間ほとんど立ってたし。
どうせ立つなら、スタンディングの方が好きに動けて楽。
人によるとは思いますが、カウンター席はあまりお勧めしません。(特に小柄な女性。)
ちなみに、Duoシートは高いですけど、ゆったりしててオススメ。
毎回使うのかは知りませんが、エントランスからステージへの動線あたりはアーティストを近くで見ることが出来ます。
フロアや席の様子など、とても分かり易く掲載されてます。気になる方は是非チェック!
▶Billboard Live TOKYO クラブインフォメーション
http://www.billboard-live.com/club/t_index.html
※2021.03.24 暗号化されていないページのため、リンクを解除しました。
思い出したら、またライブ行きたくなりました!
参考
- Billboard Live TOKYO
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
※2021.03.24 暗号化されていないページのため、リンクを解除しました。
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