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映画「Vフォー・ヴェンデッタ」ネタバレなしレビュー

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ストーリー(ネタバレなし)

「Vフォー・ヴェンデッタ」パッケージ

Amazon Prime Video「Vフォー・ヴェンデッタ(字幕版)」

まず、ストーリーから。(なぞってますがネタバレなしです。)

全体の構成を分かり易く分けると3部構成です。(アナリーズみたいだな・・・。w)


第1部はプロローグ

舞台は、未来のイギリス。
ヒトラーを彷彿とさせる独裁者・サトラー議長によって、国民は思想や発言の自由を奪われ、抑圧されていた。
ある夜、テレビ局に勤めるイヴィーは、公安局に捕まりかけたところを、仮面を着けた謎の男“V(ヴィー)”に助けられる。

コミカルな仮面に帽子とマント。
中世の騎士のような姿で、あっと言う間に相手を切り付けてゆく。
紳士ではあるが、尋常ではないその身のこなし。
恐れを感じつつも、イヴィーは“V”の中に何かを感じていた。

“V”は尋ねた。
「音楽はお好きですか?」

そして、彼に連れて行かれた「演奏会」で、新しい世界が始まる第一歩を目撃することになる。

翌日、イヴィーの勤めるテレビ局で、サトラー議長に対する宣戦布告のような事件が起こる。
首謀者は“V”。
何かが起こると察した彼女は逃げようとするが、結局は事件に巻き込まれ、再び“V”に助けられることになる。

少しずつ明らかになる“V”の正体。
そして、イヴィーの「本当の姿」も明かされてゆく・・・。

“V”の計画を知ったイヴィーは怖くなり、協力する振りをして逃げ出し、同僚のゴードンのところへ逃げ込む。
しかし、“V”の協力者だと思われているイヴィーは囚われることになり、“V”の居場所を詰問され、何日も辛い拷問を受けることになる。


第2部

独房の孤独で辛い日々の中、イヴィーは、あるストーリーと出会う。
サイドストーリーでありながら重要な意味を持つその「出会い」によって、イヴィーが「本当の自分」に目覚め、“V”の正体も明らかになる・・・。

ネタバレになるので、ごくごく簡単に書きましたが・・・
ここが重い。

「え?こんな映画だったの?」
と思うくらい、1部に比べて、暗くハードな展開が続きます。

登場人物も増え、関係図が複雑化し、どんどんと明らかになる事実。
ここでやっと1時間半。

きつい・・・。w


そして第3部

その日、“V”の計画は、やっとクライマックスを迎える。

長い拷問に耐え、身を隠しながらも生き延びていたイヴィーは、再び“V”と会う。
再会のダンスの後、“V”はイヴィーに「プレゼント」を渡す。

「イヴィーに相応しい」プレゼントを。

そして、彼はマントを翻し、最後の「仕事」に向かう。
サトラー議長の独裁国家を終わらせるために。

“V”自身の思いを叶えるために・・・。

その夜、「革命家」は尋ねた。
「音楽は好きですか?」

ということで・・・
ストーリを追いつつも、出来る限りネタバレを避けて書きました。
微妙な表現、不自然な点は、映画を見てもらえば分かると思います。w


感想

まず・・・長っ!w
これ映画館で見たら疲れただろうな~。
っていうか、ちゃんと理解出来るんだろうか。

アクションとかサスペンスではなく、こういうぎっしり詰まった内容で2時間って、集中力の限界。
結構しんどいと思います。

でも、ストーリーはよく出来てるし、丁寧に造ってるように思います。(だから重いのかも?)
また、メッセージ性の強い映画で、他に無い映画ですね。

映像がきれいで、アクションの見せ方も美しかった。
「でもほんのちょっと、わざとらしいかな~。」と思ってたら、「マトリックス」のスタッフと聞いて納得。w
それっぽい演出でした。

最初かわいかったイヴィーが強くなっていく様子や、
スーパーマンみたいで自信家の“V”が苦悩する姿、
その他、サイドを固める役の人達も個性や魅力が伝わって来て、深みが増しました。
その分、「ずっしり感」を感じるのかも。


キャスティング

イヴィー役のナタリー・ポートマンがよかった!
と思ってたら、「レオン」のマチルダじゃないか!!(「レオン」は私の中でベスト5に入る作品。)
意志の強い瞳はそのまま。大人になっても美人さんなのね~~。w

最後まで顔が出ない“V”役のヒューゴ・ウィービング。
「マトリックス」と「ロード・オブ・ザ・リング」で常連の顔だけど・・・
“V”のイメージと、ちょっと違ったような。
マスクの下はこんな顔だったのか・・・。


まとめ

「独裁国家に立ち向かう」ってよくあるテーマかも知れないけど、
人間関係や過去をうまく組み合わせて、
「ああ、そういうことなのね!」
という謎解きの快感もあって、面白かったです。

他にあまり無いタイプの映画でした。

ちなみに、タイトルの「vendetta(ヴェンデッタ)」とは「血の復讐、 かたき討ち」という意味そうです。
「“V”復讐のために生まれた男」みたいになるのかな~。

「なんとなく気分転換に見る」には重いけど、
「ヘヴィーなステーキOK!」「難解作品、カモーン!」な人には楽しめると思います。

評価:★★★★☆
「分かり易いアクションやサスペンスに飽きた人にオススメ!」


参考

  • Amazon Prime Video「Vフォー・ヴェンデッタ(字幕版)」
    ※URLが長いためテキストに直接リンクを貼っています。リンク先の情報を確認の上、作業を行っておりますが、不安のある方(セキュリティ対策をしていなかったり、管理人が信用出来ない場合)はご自身で検索されることをお勧めします。

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